

この記事はこんなお悩みの方におすすめ~
会社での仕事や家事育児の合間に、自分の得意を生かして家で稼ぐチャンスのあるハンドメイドはかなり魅力的な副業。
できれば多くの人に見てもらいたいし、やっぱり少しでも利益が出たら嬉しいですよね。
そんなハンドメイド販売に行き詰ってしまった方に向けて、今回は集客のコツをまとめました。
ボリュームたっぷりにまとめたので、何度でも読み返してくださいね。
ハンドメイドの販売サイトの選び方

まずは、ハンドメイドを販売するサイト(プラットフォーム)を考えるところから始めましょう。
minne・Creema・BASE・楽天・Amazon・ヤフー・個人サイトなど、選択肢がたくさんあって迷うと思います。
ゆくゆくは同時進行ももちろんOKですが、まずはそれぞれを比較して、違いを理解しておくことが大切です。
ハンドメイドの販売サービスは大きく分けて4種類。
ハンドメイド専門サイト(minne・Creemaなど)では、ハンドメイド作品を出品している人の作品が集まっています。
個人のページも他の作家さんとほぼ同じ仕様なので差別化が難しいですが、「ハンドメイド作品が欲しいな」と思った人がサクッと検索できます。
>> minne

ちなみにminneとCreemaの大きな違いは、
- minne→国内最大級(お客様が多い)、18歳未満も利用可(学生向けも売れる)、販売は国内のみ
- creema→利用は18歳以上(大人向けの作品が人気)、海外販売OK、リアル店舗・代理出品サービスあり
などがあるよ~
個人型ネットショップ(BASE、おちゃのこネットなど)は、よくある通販サイトのようにあなた専用のサイトができるのが最大の特徴。
特に「おちゃのこネット」というサービスは聞き慣れないと思いますが、個人でも法人のようなプロ級のECサイトが簡単に作れるサービスです。
個人型ネットショップはサイトの雰囲気イチから自分で作りこむことができるので、あなたの個性やブランドの世界観を表現できます。
>> BASE
>> 【おちゃのこネット】
ですが、「ハンドメイド作品が欲しいな」と検索してヒットするというよりは、自分で集客をして「この人の作品が欲しいな」と思わせないとサイトまでたどり着きません。
このため、「minne・Creema」と「BASE」は本質的に異なるのです。
それぞれの特徴をざっくりとまとめるとこのようになります。
比較項目 | minne | メルカリ | BASE | 楽天市場 | 個人ECサイト (おちゃのこネット) |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 / 月額費用 | 無料~(有料プランあり) | 無料 | 無料~(有料プランあり) | 初期費用6万円+月額2.5万円〜 | 無料〜(有料プランあり) |
販売手数料 | 10.89%(有料プランの場合変動あり) | 10% | 3%+40円+決済手数料3.6%(有料プランの場合変動あり) | 3.5%~(システム手数料)など | なし(決済手数料3.5%~) |
ショップの自由度 | 低 (テンプレート内で調整) | 低 (自由度ほぼなし) | 中 (テンプレート選択制) | やや高 (条件付き) | 高 (HTML編集・独自ドメイン可) |
集客力 | 高い (ハンドメイド専門モール) | 非常に高い (フリマアプリ) | 中 (SNS/SEO) | 非常に高い (国内最大級EC) | 中(SNS/SEO) |
ブランド構築 | やや難しい (モール内の1作家) | 難しい (匿名性が高い、フリマ・中古感が強い) | 可能 (ただし独自性に限界) | 可能 (【ラクポチ】 ![]() | 非常に強い (自店舗として独立可) |
販売可能な商品 | ハンドメイド中心 | 不用品〜新品まで自由 | 自由 (物販、デジタルなど) | 条件あり (審査やジャンル制限) | 自由 (物販、デジタル可) |
リピーター対応 | 弱い (機能制限あり) | 難しい (再販の仕組みが乏しい) | 可能 (メルマガ・クーポン機能あり) | 可能 (機能が豊富) | 可能 (顧客管理・メルマガ機能) |
運営のしやすさ | 簡単 | 簡単 (スマホ完結) | 初心者〜中級者向け | 中級~上級者向け (【ラクポチ】 ![]() | 初心者~上級者向け (機能豊富) |
信頼性(お店としての印象) | モール内の1作家として | フリマ感が強い | ECサイト風だがやや個人感 | 法人店舗の印象 | きちんとした店舗~法人店舗の印象 |

長い目で見て、自分のハンドメイド作品をひとつの「ブランド」としてやっていきたいなら、楽天・Amazonなどの大手ECサイトや個人のECサイトを構築しておくのがおすすめ~
「ハンドメイド販売=minneやCreema」と思っている方も多いかもしれませんが、実は楽天やAmazonなどの大手ECモールや、個人のECサイト(通販サイト)で販売しているハンドメイド作家さんも増えてきています。
たとえば楽天市場では「ギフト需要」や「特別感」を求める人が多く、ハンドメイドアクセサリーや入園グッズ、名入れ雑貨なども人気です。
Amazonでも「こだわりのある一点もの」を求める層は一定数おり、検索で見つけてもらいやすいというメリットも。
ただし、個人で楽天やAmazonに出店するとなると、
- 出店・開店準備の難しさ
- 商品登録の手間
- 集客・広告の負担
など、やることが多く「本業や作品制作と両立できるかな…」と不安になる方もいるのではないでしょうか。
そんな方にこそおすすめなのが、EC運営代行サービス【ラクポチ】 です。
「ショップの運営は代行におまかせ」「自分はものづくりに集中できる」という体制が整えられるので、販売のハードルが一気に下がります。
ハンドメイド販売を「趣味の延長」ではなく、「仕事」としてもっと広げていきたい方にとって、楽天やAmazonでの出店はアリ。
楽天やAmazonなどの大手ECサイトに個人で出店する際の出品アイデアなども含めて、詳しいやり方は以下にまとめています。ぜひチェックしてみてください。
>> 個人で楽天・Amazon出店も!ゆる副業まとめ【ハンドメイドなど】
集客のポイント

販売するにも、さまざまな集客方法があります。
もちろんどれか1つしかやってはいけないというわけではないので、製作に支障をきたさない限りいろんな方法を試してみて、あなたの作品にあった集客を見つけてくださいね。
ハンドメイド専門サイトで集客
minne やCreemaのようなハンドメイド専門サイト上で集客するなら、「特集記事にピックアップされること」「検索からの流入を狙うこと」を押さえましょう。
- 特集記事の傾向を掴む
- 商品画像にバリエーションをもたせる
- 検索に引っ掛かりやすい商品名をつける
ポイントはこの3つです。解説していきます。
特集記事の傾向を掴む

特集は季節のイベントの1~2か月前に組まれることが多くなっています。
例えばクリスマスシーズンの小物なら、遅くとも10月くらいには特集記事を狙う作品を出品しておく必要があります。
そのため、夏の終わりには試作を終え、商品化しておきましょう。
昨年までの記事をざっと眺めて、時期や特集の種類の傾向を掴んでおくのがおすすめです。
商品画像にバリエーションをもたせる

商品画像は、「全体像がわかるもの」「使用イメージがわくもの」「大きさが分かるもの」の3つは必ず入れましょう。
「使用イメージがわく」写真とは、アクセサリーや服なら着用している写真、キーホルダーならバッグなどに付けている状態の写真のことです。
これだけでお客様の購入意欲がわきますし、特集も組まれやすくなります。
さらに大きさが分かりやすいものと並べると、「思ったより大きかった(小さかった)」というレビューも減るのでおすすめです。
ちなみに商品画像も各サイトでウケがいい雰囲気が異なるので、同じ商品を販売するにしてもサイトごとに写真を変えてみると売上も変わることもあります。
検索に引っ掛かりやすい商品名をつける

特集記事がでる前にメルマガなどで予告があるので、狙う特集記事のキーワードは必ず商品名に入れましょう。
さらに、あなたの作品を検索するとしたらなんというキーワードを入力するか考えて名前をつけると、一気に検索からの流入も増えます。
SNSで集客

ハンドメイドの集客にはInstagramやYouTubeとの親和性がかなり高いです。
動画は、製作中はもちろん、準備・片付けや梱包・発送、ルームツアーなども見てもらえます。
また、可能であればお客様から実際に使用している写真やコメントをいただければ掲載させてもらいましょう。

最近のトレンドは製作中や片付け・梱包中の「ASMR」動画。
静かな部屋でマイクを近づけて撮ってみよう~
広告で集客

InstagramやTwitterで広告を出すのも手です。
純粋にInstagramで広告を出しても良いですし、誰かにお願いしてプロモーションを組んでもらっても良いですね。
初期費用は掛かりますが、余裕があればGoogleに広告を出すとかなりの集客が見込めます。

最近は「アンバサダー」として、作品を無償であげる代わりに着用写真を撮ってもらってPRする手法もあるよ~
ワークショップで集客

ワークショップを開いて集客するのも戦略の一つです。
ワークショップと言っても、すべてオンラインで完結できます。
製作キットを発送して、当日はZOOMなどで一緒に作るだけ。
ちなみに、オンラインでは簡単にできるワークショップのほうが向いています。
オンラインだと対面で教えられない分、複雑で難しい製作だとお客様が挫折してしまったり、時間がかかってしまったりするからです。

ワークショップだからと言って、必ずしも制作方法のすべてを明かす必要はないからね~
どうしても自分だけの技法を明かしたくない場合は、その工程だけは自分で作って、その完成パーツをキットに入れて発送しましょう。
ワークショップの集客も基本的にはSNSやブログでできます。
ハンドメイドのみならず、今後お金を稼いでいきたいという人にはブログでの仕組みづくりが不可欠なので、この機会に挑戦してみてください。

ゆくゆくは個人のECサイトを持ちたいと思ってる人も、ブログからなら始めやすいかも~
ハンドメイドの稼ぎ方を考えよう

ハンドメイド作品の販売方法と集客のコツをまとめると以下の通りです。
- minne・Creema・BASE・個人通販サイト・楽天の違い
- minneとCreemaはハンドメイド作品専門ショップ
- BASEは個人の独立型ネットショップ
- もっと自由度の高い通販サイトを作りたいならおちゃのこネット
- ラクポチというサービスを使えば個人で楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングへの出店も可能
- minne・Creemaで集客するなら「特集記事」「写真」「商品名」に力を入れる
- SNSや広告、ワークショップ、ブログでも集客しよう

さらに本気でハンドメイドで稼ぎたいと思ったら、
「作って売る」以上のことも考えてみよう~
ハンドメイドを強みにして、「作品を自分で考えて自分で作る」以外の稼ぐ方法はこちらの記事にまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。